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JetBoostをタスクスケジューラで自動化する方法

こんにちは、erikaです。
今回の記事は、JetBoostをタスクスケジューラで自動化する方法です。

JetBoost

このアプリは、不要なサービス・プロセスを停止しメモリを解放することにより、パソコンを高速化して作業を快適に行えるようにするアプリです。
サービス・プロセスがたくさん実行されていると、それらにメモリやCPUが占有されてパソコンは重くなります。
どのプロセスが必要か不要かは、推奨設定があるので簡単に使用できます。

2022/11/05

Google Chromeでダウンロードしようとすると、ウイルスを検出してダウンロードが中断されるようになりました。
ダウンロードの再開は自己責任でお願いいたします。

ダウンロードとインストール

JetBoostをダウンロード・インストールする方法はこちらです。
1.ブラウザでhttp://www.bluesprig.com/jetboost.htmlを開く
2.「無料でダウンロード」をクリック
3.星マークのついた「DOWNLOAD NOW」をクリック
4.広告が出るので「Close」をクリック
5.任意の場所を指定して「保存」をクリック
6.ダウンロードしたファイル「jetboost-setup」を実行
7.「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」で「はい」をクリック
8.「次へ」をクリック
9.「完了」をクリック
※「JetBoostを実行する」にチェックを入れると、「完了」をクリックしたあとに自動で起動します。

使用方法

JetBoostの使用方法はこちらです。
1.JetBoostを起動する
2.「ブースト」をクリックする

※次の注意点をご覧になって、カスタマイズをしてからブーストをすることをおすすめします。

注意点

使用するにあたって、いくつか注意点がございます。
機能をカスタマイズすることができるのですが、「カスタマイズ」の「その他」の項目に、いくつか注意すべき設定があります。
・クリップボードをクリア…クリップボードにコピーしたデータが消去されます。
・ゲームパワー対策を有効化…パフォーマンスは高くなりますが、電池の消費が多くなります。
・Explorer.exe…デスクトップが表示されなくなります。デスクトップを再表示するには、エクスプローラを再起動する必要があります。
・自動アップデートを無効化…パソコンが自動で更新されなくなります。手動で更新する必要があります。

一番上の「RAMクリーン」だけチェックを入れておくのが無難だと思われます。
そして、「カスタマイズ」の「サービス」の項目にも注意すべきサービスがあります。
「Print Spooler」はプリンターを使用するのに必要なサービスです。
これを停止すると、停止中はプリンターが使用できなくなってしまいますので、チェックを外しておきましょう。
その他の項目は推奨設定で問題はないと思います。

自動起動

JetBoostには「Windowsのスタートアップに登録」にチェックを入れることで、自動で起動・ブーストしてくれる機能があります。
しかし、このアプリは管理者権限を必要としていて、ただスタートアップに登録するだけでは起動しません。
そこで、タスクスケジューラに助けてもらいます。

タスクスケジューラ

タスクスケジューラは、トリガーと操作を設定して、アプリの起動などを自動化してくれるWindowsの標準アプリです。
タスクスケジューラで、管理者権限を用いてアプリを自動起動させます。

方法(JetBoost側の設定)

タスクスケジューラを使用する前に、まずJetBoost側の設定をします。
1.JetBoostを起動
2.「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」で「はい」をクリック
3.右上の「三本の横線と▽マーク」をクリック
4.「設定」を選択
5.「一般設定」の「Windowsのスタートアップに登録」にチェックを入れる
6.「OK」をクリック
7.JetBoostを閉じる

方法(タスクスケジューラの起動)

JetBoostの設定が終わったら、タスクスケジューラでタスクを作成します。
まず、タスクスケジューラを起動する方法はこちらです。
1.「スタートメニュー」を開く
2.「Windows 管理ツール」をクリック
3.「タスク スケジューラ」をクリック

方法(タスクスケジューラの使用)

次に、タスクを作成する方法はこちらです。
タスクの作成に最低限必要な設定です。
1.右の「タスクの作成…」をクリック
2.「全般」で「名前」を指定する
3.「最上位の特権で実行する」にチェックを入れる
4.「トリガー」で「新規」をクリック
5.「タスクの開始」で「ログオン時」を選択
6.「OK」をクリック
7.「操作」で「新規」をクリック
8.「操作」で「プログラムの開始」を選択
9.「プログラム/スクリプト」の右の「参照」をクリック
10.「JetBoostTray.exe」を指定する
※パスは「C:\Program Files (x86)\BlueSprig\JetBoost\JetBoostTray.exe」の可能性が高いです。
※違う場合は、次の方法で「JetBoostTray.exe」を探して指定します。
 1.JetBoostのアイコンを右クリック
 2.「ファイルの場所を開く」をクリック
 3.表示されたフォルダの「JetBoost」を右クリック
 4.「ファイルの場所を開く」をクリック
 5.「JetBoostTray」を右クリック
 6.「プロパティ」をクリック
 7.「場所」のパスをコピー
 8.タスクの作成に戻り「プログラム/スクリプト」にパスを貼り付ける
11.アプリを指定したら「OK」をクリック

※残りの設定は任意ですが、一つ注意点があります。
「条件」の「電源」に「コンピューターをAC電源で使用している場合のみタスクを開始する」という項目がありますが、チェックが入っています。
チェックを外しておかないと、バッテリー駆動のときにタスクが開始されません。
12.設定が完了したら「OK」をクリック

以上で設定は完了です。
考え方としては、まず、タスクスケジューラでログオン時にJetBoostTrayを自動起動させることで、JetBoost本体を起動しシステムトレイに格納します。
次に、JetBoostの設定でWindowsのスタートアップに登録したことで、自動でブーストする、といった形になります。
しかし、これらの設定をしても、自動で起動するだけでブーストをしてくれないこともあります。
その時は、システムトレイのアプリのアイコンを右クリックして「ブースト」を選択しましょう。
それでは、次の投稿でお会いしましょう!